ヘアカラーはオーダーの仕方で印象がここまで変わる!
『ヘアカラー』は印象に大きく影響します。また『デザイン』もその人の印象を作る上で大きな要素となりえます。
以前のページでも掲載している様々なヘアカラーの写真ですが、一色染め、2色染め、2度染め、多色染めなど、目的に応じて様々な技法を選択します。
下の写真を見てみましょう(^-^)
いつもお世話になっているT様。
オーダー内容は『明る過ぎないハイライトで、でも際立っている感じを出したい』でした。
ハイライトと言うのは、通常『メッシュ』とも呼ばれるもので、イメージだけで言うと、金髪っぽいイメージになってしまい、どこか派手だったり、職場では規則違反になりそうな印象ですね。
徹底したカウンセリングで、今回のオーダーでは、ハイライト加減は出したいけれど、派手さは避けたいとの解釈となり、T様の最終イメージ画像など、両者で話し合い、ベースカラーを決め、デザインの配置を決めていきました。ここで重要なのは、ハイライトと言うキーワードよりも、主役は『ベースカラー』にあり、そのベースカラーが綺麗に際立つ様にハイライトの明るさと色合いをイメージする事です。
その結果・・・
どうでしょうか??
綺麗なベージュ系のベースカラーに、くっきりと際立っているハイライトが印象的です。ハイライトは黄色を強調しすぎると印象が派手になってしまうので、黄色加減を調整し、淡いブラウンになる様にしています。
こうしたちょっとの差が実は技術では非常に難しいのですが、少しの
コダワリの積み重ねでクオリティーの高いヘアカラーになるのです。
それでは、違う印象のお客様で、同じデザインカラーをされたM様。
T様同様、徹底したカウンセリングで、なりたい印象を共有し、決定したのが、クッキリとしたハイライトで少し目立つようなデザインをしたいとの事でした。
ここで、ベースカラーも明るめの色を希望されていたので、明るいベースカラーに明るいハイライトは映えません。
なので、ハイライトの近くか、隣り合わせにローライト(暗めの色)を配置する事を提案させて頂きました。
そうすると・・・
こうなります❤️
ベースカラーのベージュブラウン、13レベルの明るいハイライト、6レベルの濃いヴァイオレットを配置した3色染めのヘアカラーです😄
最初のT様と印象が違いますね?
T様の印象は、どこか大人びいた静かな印象に対して、M様の方がメリハリ感を感じて、どこかエネルギッシュになっています。
同じ『ハイライト』や『メッシュ』のオーダーでも、ここまで印象が変化します。
一般的にヘアカラーのオーダーは非常に難しい分野だと思います。思い描いているイメージを担当する美容師さん、ヘアカラーリストさんと上手く共有しなければいけません。
だからこそ徹底したカウンセリングを行い、その場限りのヘアカラーではなく、今後の印象をどうするのか??までイメージ出来る様にしたいですよね。
繰り返す事になりますが、『ヘアカラー』は印象を左右する大きな武器であり、要素です。
単に明るくする、暗くする、メッシュを入れる、だけでは曖昧な印象を作り上げてしまいます。
しっかりとしたヘアカラーのカウンセリングをじっくり行って、素敵なヘアカラーライフを楽しんで欲しいと思います。
ヘアカラーリスト NAO
☎︎0989387530